子供の肥満が多い?ダイエットや健康が難しくなった話




  ぽー

なんか太りやすい人が増えたとかどうとか聞いたにゃ。

そうです。今回は今の現代が陥っている「肥満のなりやすさ」を考えた記事になります。

どうしてこんなにダイエットしている人が多いのか?
本来、貧しい世界だった頃は「ふくよか」な方が羨ましがられていたという歴史があるのに対して、今では痩せている方が美化されたり、自らを奮い立たせてジムに言ってハードにワークアウトする。

そして、手術で胃を小さくするような人もいれば、脂肪吸引で脂肪を直接なくす人もいる。
ダイエット産業や医療費はどんどん拡大し、日本の医療費は今日では40兆円を超えています。

なぜ社会や人々はこうなってしまったのか。この状態をどう受け止めるのか。

今の人は怠惰なのか?それとももはや抵抗できない状態なのか?

子供は?動物は?

ダイエットってそもそもできるの?健康って何?

今回はものすごく大事な話です。(いつも大事ですが)
ぜひみなさん、一緒にこの「なぜ?」を考えながら読み進めていきましょう。

ダイエットが難しい理由・子供の肥満率が倍に

世界で肥満になる人の数が増えています。
そして気になるのは「子供」の肥満の増加です。

・日本・・・6⇨12%
・フランス・・・5⇨10%
・韓国・・・7⇨18%

  ぽー

倍くらいに増えているにゃ!


  塾長

そうだね。肥満児が増えるということはどういうことでしょうか?

マレーシアなどは、昔貧困だった時代は、栄養失調の問題がありました。しかし現在では、世界一位の2型糖尿病が多い国になりました。
2型糖尿病は、主に後天的な環境によって起こります。つまり食生活や生活環境、運動習慣などが問題で起こることが多い病気です。

さて、どうしてこんなに子供の肥満が増えたり、世界中で糖尿病患者が急激に増加しているのでしょうか?
実はこの問題こそが、ダイエット問題や健康問題に大きく関係していると言えます。

子供と言っても、なんと生後6ヶ月くらいで肥満になる子供も増えました。
乳幼児が肥満になるのはどうでしょうか?

乳幼児は、ミルクを飲んで寝るだけです。それなのに太るということは、運動をするとか食事とか全く関係ない状態で太っているということが考えられます。


  ぽー

つまり、太っている原因は、運動不足や食事っていうのはまちがっているということかにゃ?


  塾長

間違ってはいない。でも、少なからず運動習慣や食事だけではない問題で太る人もいるということだね。

赤ちゃんについてわかっている研究は沢山あります。
ざっくり説明すると、胎児が胎盤を通って受け取ったものは、赤ちゃんにもそして次の世代にも受け継がれるということ。
⭐️最近では、DNAにあるエピジェネティックの標識によって、9歳になった時の脂肪の蓄積量がある程度予測できるとのこと。


  ぽー

つまり、肥満になるあるいは子供がお腹にいるときに太ると子供は太りやすくなるということかにゃ?


  塾長

そういうことが言えそうだね。

現に現代の思春期の子供のインシュリン分泌量は、1975年の同年代の子供に比べておよそ2倍になっているというようなデータもあるみたいです。
インシュリンは筋肉や肝臓に糖分を取り込むホルモンですが、これは脂肪細胞にも取り込みます。
つまり、インシュリンは脂肪を合成する働きもあるので、分泌量が増えると脂肪が蓄積します。

また、インシュリンは満腹感を減らします。
視床下部腹内側核でインシュリンレベルが高いと、レプチンは視床下部にシグナルを送れなくなります。レプチンは満腹ホルモンですので、それが送れないということは満腹感が得られないということです。

総じて言えるのは、太りやすい子供が増えているとういうことと、少なからず太る原因はインスリンやレプチンの動きが昔に比べて問題が出ているということです。

ダイエットできないのは意思が弱いからではない

「ダイエットできないのは意思が弱いからだ」
「根性で続けろ」
「太っているのは怠惰だ」

最近はこう言った言葉も少しずつ減ってきているのかなと感じる一方、やはり今でも太っていると「怠惰」ということを言われることがあります。

今回いちばん考えたいのはこの「太っているのは怠惰なのか?」という点です。

まずこれに自分なりに考えると「NO」です。
でななぜそう考えられるのかを考えていきましょう。

そのためにはまずなぜ太るのか?ということから考える必要があります。
太る原因は主にインスリンやレプチンにあります。

通常は、食べ物を食べたら満腹になります。
満腹になるのはこのレプチンやインスリンの働きが作用しています。

  • レプチン分泌⇨腹側被蓋野にシグナルを送り、ドーパミンの分泌を抑制⇨報酬が感じられない(美味しく感じない)
  • インスリン分泌⇨ドーパミンを側坐核から引き離し報酬を感じにくくする(側坐核にドーパミンがくっつくと報酬を感じる)

つまり、そう言ったことからインスリン抵抗性やレプチン抵抗性がおこると食べ続けるようになってしまう⇨肥満になるという構図ができるわけです。


  ぽー

なるほどにゃ。


  塾長

ちなみに、子供だけでなく成人のインスリン分泌量も30年に比べておよそ2倍に増えているとか。

インスリンの分泌が昔より増えているということは、それだけ過食になりやすい、そして脂肪細胞に取り込みやすいということです。
昔に比べて産まれながら太りやすいということは間違い無いようです。

では、肥満になったのは怠惰だからかという点について。

ここでのポイントは「肥満になると怠惰になる」ということ。


  ぽー

つまり、怠惰だから痩せられないのではなく、肥満になると怠惰になるということかにゃ?


  塾長

そうだね。しかも昔より肥満になりやすいようになっているから、大胆に言えば怠惰になりやすいということ。

誰だって肥満にはなりたくはありません。
しかし、脂肪吸引や手術までして痩せようとするのは、それだけ痩せたいにも関わらず痩せることができないということを表しているとも言えます。

「痩せられないのは甘えだ!」という発言は、太った場合に怠惰になるという前提が理解できていない人の発言です。
通常体重の人が食事を我慢したり運動をするよりも、肥満になった人は運動や食事制限をするストレスがはるかに高いということが予想できるわけです。

例えるならば喫煙者に「タバコを吸うなんて怠惰だ!俺はいつでもやめられるぜ!」というようなものです。
吸っていない人は簡単ですが、吸っている人にとって禁煙することはかなり大変ということです。

大小は違えど、それくらい的外れな言い草ということが考えられます。


  塾長

実際に依存性のあるものと脳の報酬経路は同じみたいなものです。美味しいものは中毒があります。

・今の人は太りやすい
・肥満になると怠惰になるのは生理的反応
・食べ物は依存性があるので簡単にダイエットはできない

ダイエットは無理なく長期的に痩せるのが一番

ダイエットや健康になるハードルが高いのは、何と言っても手軽に「中毒性」を手に入れられるからです。
例えば、タバコや薬物に依存している場合をイメージしてください。

タバコや薬物依存の人の目の前にたくさんのそれらが置いてあった場合、そして周りの人がそれを嬉しそうに口にしていた場合、行列をなしていた場合、それをみて我慢できますでしょうか?
SNSやインターネットを見てもたくさんの”それら”が目に入ってきたらどうでしょう?

我慢するのは難しいですよね。

それは食べ物も同じです。
依存性があるのに街を歩けばいい匂いがしますし、スマホでもチラシでもテレビでもいつでも美味しいものが目に入ります。
そんな中我慢することの方が難しいのが当然です。

とは言え、それを言い訳にして一番困るのは私たち自身です。
体重の増加、特に内臓脂肪の増加は私たちを確実に死に近づけることがわかっています。

2003年の研究では、BMIが45以上の人は20年分の命を失うということがわかっています。
肥満になると死ぬわけではありません。肥満になると死につながる病気リスクが増加します。


  ぽー

それはいやだにゃ〜。


  塾長

自分も太りやすいので、無理の無い範囲でダイエットを継続しています!

食欲を抑える方法3選!脳を理解してハックしよう

2018.12.17

もともと、飢餓で苦しんだ期間が長かった人間ですから、飢餓に対する備えはしっかりしているのかと考えられます。
そういった視点から、肥満になるのは中毒性のでる美味しい加工品が溢れる現代はごく仕方の無い部分もあります。

とは言え、自分の身は自分で守るしかありません。

脳に支配されるか?
脳を理解してハックするか?

後者を選ぶ方は一緒に頑張って行きましょう💪

この記事を書いた人

元肥満虚弱児が筋トレに出会って人生を変えたことをきっかけに独立。フィットネスの魅力を配信するブログ「かたぎり塾ブログ」を運営しています。コスパ最強のパーソナルトレーニングジムを都内に数店舗出店。

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